DOSEIの日記

技術メモ+日常ログ

数学

歪対称行列と外積行列

歪(わい)対称行列 (skew symmetric matrix) 反対称行列 (antisymmetric matrix) 交代行列 (alternative matrix) は全部同じ意味。外積は、3次の歪対称行列による作用として表すことができる。ベクトルから外積を引き起こす演算子[]xを次のように定義できる。…

特異値分解 (SVD: Singular Value Decomposition)

Singular Value Decomposition -- from Wolfram MathWorld m×nの実行列 A を A = UDV⊤ と変形すること。ただし m > n とする(必須条件?)。この変形には2通りの種類がある。定義1(実用で使われる定義) (thin SVD と呼ばれるらしい) U: m×n の行列 (U⊤U=Im)…

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部分**

部分**の定義は、**の部分集合が満たすべき「**の定義」に対する追加条件の形で書かれるので注意が必要。 差分情報だけしかわからないと、不安になるのは私だけ?(かといって遡っても結局わかり辛くなるだけだが)

球面調和関数展開

id:DOSEI:20050619:p1 のフォロー。 実は、よーく教科書読んだら、複素関数で定義されていて、実数値関数なら計算が半分に減らせる模様。と、今頃気づいた。

?

at the drop of a hat すぐに、待ってましたとばかりに at the push of a key (同上?)

計量の疑問

計量の定義で x_i はデカルト座標なんだが、これを別の座標系にすると、計量の意味は「その座標系における意味での距離」に対する、座標の微小変化と距離の比になるのかなぁ。要するに距離の意味を決めてるのが、 x_i ?

直交曲線座標と計量

直交曲線座標 [ξ_1, ξ_2, ξ_3] が、 対応する3次元空間のデカルト座標 (x_1, x_2, x_3) と x_i = f_i(ξ_1, ξ_2, ξ_3) という対応をもっているとする。 このとき、 g_ij := Σ_k (∂x_k⁄ξ_i)(∂x_k⁄ξ_j) を計量(metric)とか基本計量とか第一基本量とか呼ぶ*1。 …

象限

通常、 2D 平面の軸で区切られた 4 つの部分を象限と呼んで、左上(x,y とも正) から反時計回りに 1,2,3,4 と番号を振って第n象限という。英語では "quadrant n" とか "n-th quadrant"。 3D では8つに区切られた部分を octant と呼ぶ。日本語は知らん。 が、…

テンソル

テンソルは行列やベクトルだったりするが、行列やベクトルがテンソルであるわけではない。 テンソルは空間中の何かを表す量であって、座標変換によってその意味が変わらないものである。例えば、空間中の2点間の距離はテンソル(スカラ)である。 テンソルで…

ダランベールの

ラプラス作用素はラプラシアン。だからダランベール作用素は ian をつけてダランベリアンなのか…というのは間違い。なぜならダランベールのスペルは d'Alembert なのですよ(フレンチですね)。よって、ダランベルシアンが正解です。 id:DOSEI:20040605:p2

"up to" in mathematical sense

数学で "up to" という用語は、「○○は無視して」という感じの用語。普通の辞書には載ってない(気がする)。たとえば、 "... unique, up to scale." と書かれていれば、「定数倍の不定性を除いて一意」という意味。4次元ベクトルが up to scale なら 3 次元…

共変微分

真平らな平面を考えてるときは、微分・偏微分は単純。しかし、曲がった曲面上ではそうは行かない。 曲がっているので、場所によって基底が変わる。そのために計量というものを導入して表現する。この上で、微分を考えると、微小変化に対して基底も変わるから…

正20面体 icosahedron

黄金比 (golden ratio) φ:=(1+√5)/2 に対して、 次の12点は正20面体の頂点になる(複号任意)。 (0, ±φ, ±1) (±1, 0, ±φ) (±φ, ±1, 0) このとき、外接球の半径は √(φ2+1)

続・双曲線

前回トラックバックをもらって、双曲線はどうも互いに相似じゃないような、という話。ま、直感的にそうだけどね(と、放物線が全然直感的ではないのがあれですが)。 では、次のような双曲線(の片方)があったとする。 x = a sinh(u) y = b cosh(u)異なるパ…

2次曲線が基線上を転がるときの焦点の軌跡

ドローネー曲線(Delaunay's roulette)または輪転曲線と呼ばれる。 楕円⇒アンデュラリ(undulary or elliptic catenary) 放物線⇒カテナリ(懸垂線)(catenary) 双曲線⇒ノーダリ(nodary or hyperbolic catenary) 参考: http://www.geocities.jp/ikuro_kotaro/ko…

多様体

空間の多様体(面)は、その表面の性質によって空間の形状を完全に記述できる。 一般相対性理論によって、3次元空間の性質から、宇宙が4次元空間だとわかる。 このためには、曲面上の曲がった座標系を導入する。

放物線の相似性

任意の放物線はすべて相似である。 初耳。考えたこともなかったのでちょっと感動。 http://www004.upp.so-net.ne.jp/s_honma/parabola/parabola2.htm 双曲線はどうなんだろう?教えてはてなダイアリー!(自分で調べろよっ)

Euler

(日本では)今はもっぱら「オイラー」と読まれるが、昔は「オイレル」とも言っていたようだ。しかし http://forum.shimozono.net/history-edu/ このページでは「オイラー」と「オイレル」が別の人間として書かれてる…。なぜだー!教えてはてなダイアリー!

相互法則 reciprocity law

関数のドメイン

フーリエ級数展開ができるのは、実数値関数だけ。球関数展開ができるのも実数値関数だけ。展開係数に実数使った場合も、複素数使った場合も同様。複素数値関数は展開できないのかねぇ?

Laplace Series

球面調和関数(球関数)展開は Math World では Laplace Series と解説されている。ラプラス級数展開? ラプラス方程式と関係あるからだろうか。ラプラス変換とは関係ないんだろうな。

GSL の Legendre 多項式

GSL の Legendre 多項式は Abramowitz & Stegun による定義で、 の因子を含む。 これは Condon-Shortley Phase と呼ばれている。http://mathworld.wolfram.com/Condon-ShortleyPhase.html

真分数は proper fraction 仮分数は improper fraction 帯分数は mixed fraction 帯分数って、算数と料理でしか使わないよな。 で、 MathWorld の記事↓ http://mathworld.wolfram.com/MixedFraction.htmlmuch to the chagrin of で、「残念がったが」

を因数分解せよ(ただし整数係数で)解: を足して引くのがポイント。

mathematical Writing

Knuth の著書の pdf が Web上にある。著作権とか大丈夫なんだろうか。とりあえずゲッツ。 http://tex.loria.fr/typographie/mathwriting.pdf

Euler-Lagrange Equation

オイラー・ラグランジュ方程式は、直交座標系でも、極座標系でも、というかどんな座標系でも同じ形になる。らしい。すげー。 http://homepage2.nifty.com/eman/analytic/lagrange2.html

某数学板より。 111111, 222222, ..., 999999 はすべて 7, 11, 13 の倍数である。 (証明: 一般に 100000n + 10000n + 1000n + 100n + 10n + n = 1001(100n + 10n + n) = (7 × 11 × 13)(100n + 10n + n) )

楕円の円周長(弧長)はある種の積分で表せて、それは第2種(不完全)楕円積分と呼ばれる。んで、それは初等的にはとけず、非常に難しい。暗号とかに使われるわけだ。 模型の設計図がつくれないじゃん…。

Unless stated (on) otherwise 〜以外の記述がない限り