iBus 1.5 の日本語入力
とりあえず ibus 1.5 でググってから読むといいと思います。
Fedora 20 あたりから、日本語入力が iBus 1.5 になった。クリーンインストールした直後だと、日本語入力を行うために Super-space で切り替える。
コンパネの「地域と言語」をみると、初期状態で「日本語」と「日本語 (かな漢字)」が登録されている。 Super-space ではこれらを切り替える。キーバインドは「キーボード→ショートカット」の「タイピング」で指定できる。
初期状態は「日本語」が選択されていて、これは単に日本語キーボード配列で英数字を入力できるだけである。直接入力専用の IME と思ってもよい。一方「日本語 (かな漢字)」は kkc という IME であり、初期入力モードは「ひらがな」(漢字変換をするモード)である。
今まで普通の人は半角/全角キーで、 IME のモード「ひらがな」と「直接入力」を切り替えていた。らしいしが、私は ctrl-space で IME 自体の起動・終了をしていたので、それはいいと思う。
問題は、切り替えが重い。一瞬 IME の選択画面がオーバーレイして出てくる(mac みたいに)のだが、これに時間がかかる。あと、一瞬フォーカスが奪われるような動作になっている。
今までの普通の人の状態を再現するには、「日本語」をけして「日本語 (かな漢字)」だけにすればよさそうなのだが、なぜかうまくいかない。起動直後の入力モードが「ひらがな」だと都合が悪いので「直接入力」に設定できるが、起動直後に「あ」とインジケータが表示されている。まぁ、直接入力はできるが、デフォルトで設定されているモード切替のキーを打っても切り替わらない。なぜなんだぜ。
最大の問題は、初期状態で「半角全角キー」で日本語切替できないこと。じゃあ、 super-space と同じようなキーを追加すればいいかというと、キーは一つしか指定できないらしい。 super-space を捨てて Zenkaku Hankaku キーを指定すればいいかというと、これだとなぜか切り替えがうまくできない。というわけで、現状はあきらめるしかない?
Ctrl-space に指定した場合は、gnome tweak tool の「ポインタの位置をハイライト」機能をオンにすると、 ctrl の動作を奪われるのでオフにすべし。
なお、英語キーボードの人はどうすればいいかというと、「日本語」「日本語 (かな漢字)」の組を「英語」「日本語 (かな漢字)」に変える。どうやら「日本語 (かな漢字)」のほうは直前のキーボードレイアウトに従うらしい。変な仕様。
まとめ: Fedora 20 などで初期設定での日本語入力は Super-space で切り替える(か、ショートカットを ctrl-space などに変える)。半角/全角キーでの切り替えはできない。
余談:キーボードの刻印は「半角/全角」だけど、 Gnome の表記は Zenkaku Hankaku だし、俺もそうだと思ってた。