DOSEIの日記

技術メモ+日常ログ

DVIPDFMx の日本語の埋め込み制御

今まで、謎だったことが氷解。
DVIPDFM の CJK 拡張版である DVIPDFMx の"README" によると、フォントを埋め込むかどうかは、 "7.1.2) No-embed Switch" に

   It is possible to block embedding glyph data with the character `!' in front of the font name in the font mapping file.

(フォントマッピングファイルのフォント名の前に ! をくっつければいいよ)
とかいてある。

したがって、「日本語フォントを埋め込まない」為には、 $texmf/fonts/map/dvipdfm/cid-x.map に、

rml  H !Ryumin-Light
gbm  H !GothicBBB-Medium
rmlv V !Ryumin-Light
gbmv V !GothicBBB-Medium

と書いてあればよい。

疑問

有名な以下の Wiki には、 ! のない、仮想フォント名が書いてあれば埋め込まれないとかいてある。

が、これだと Fedora 系では埋め込まれてしまうことを確認。そして悩んだ。
EPS 画像が埋め込まれている場合の Ghostscript の関連性についてかかれているが、それはまぁいいだろう。

他にも、

  • http://pop-club.hp.infoseek.co.jp/tex/gs_dvipdfm.html (リンク切れ)

には、 DVIPDFMx が Ghostscript によって PDF を生成していて、そのフォントの埋め込みは Ghostscript の対応状況によるようなことがかかれている。が、上記の ! による制御については書いてない。謎