DOSEIの日記

技術メモ+日常ログ

Gnome で HHK に無変換と合成キーを指定する

  • 無変換キーはとても便利である。なぜなら、無変換ひらがな・カタカナ・半角・アルファベットをトグルしてくれるので、変換中にひらがなに戻したいときなどに一発でできる。 F7 とか覚える必要はない。
  • 合成キー (compose key) はとても便利である。このキーとアクセントを同時押しして、さらに文字を入れると、アクセント付き文字が打てる。例えば、このキーをとすると、 à は、 ◇+`, a の 2 ストロークで打てる。

さて、 HHK Pro2 の通常モードでは、左右の◇は Muhenkan と Henkan に割り当てられている。

Muhenkan はそのままで使えるが、右◇に compose を割り当てたい。 Gnome のキーボードレイアウトのオプションで compose に指定できるキーは不等号、 CapsLock, Menu, Pause, PrtSc, ScrLock, Alt_R, Ctrl_L/R, Super_L/R (ダイアログの表記は Win) に限られている。そこで、 HHK Lite 拡張モードに変更して、◇を Super キーにするものの、 Gnome3 が Super_L を奪って、 Gnome Shell のアクティビティの切り替えになってしまう。

Super_L のショートカットを無効化する方法は今のところ無いらしいので、 Super_L を別のキーに変えてしまう。レイアウトオプションで 「Alt/Win キーの動作」 (Alt/Win key behavior) を "Meta is mapped to Left Win" (左 Win を Meta キーにする) を指定する。ログアウトが必要。

そうして、 ibus-anthy の設定で、 "convert_to_char_type_forward" (これが無変換のトグル動作の設定) に、 Meta_L を追加する。また、キーボードレイアウトの設定で、「Compose キーの位置」 (compose key position) を「右 Win」にすればばっちり。

完成したキーバインディング

キー HHK Lite Lite カスタム
左◇ Muhenkan Super_L Meta_L (Super_L を上書き) : 無変換キーとして指定
右◇ Henkan Super_R Compose (Super_R を上書き) : アクセント文字入力用